音楽高校では、同じ目標を持った仲間と共に、切磋琢磨しながら学べる学校生活は、予想以上に心豊で楽しい毎日のようです。
ただ、楽しいだけの毎日かというとそうではなく、当然そこには競争があります。
コンクール入賞という少ない枠を競い合うことになり厳しい競争となります。
普通科に入学しても、学業での競争はあるので当然の話ですが、ピアノを習っていたから、吹奏楽部で楽器を始めてなんとなくなど、明確な目標無く音高入学をした場合は、精神的にきついと感じることもあるようです。
そこで、音楽高校を楽しく過ごすための心のあり方や心得について考えてみたいと思います。
音楽高校を楽しく過ごすための心得5選
1.将来への明確な目標をもつ
明確な目標無く入学した場合は、環境が合わないと感じる事もあるようです。
毎日の学校生活の中で友人関係が上手くいかない時、実技が伸び悩んだ時、音楽を通じてなりたい理想像があれば辛くても前を向いて乗り越えていけます。
しかし、明確な目標を持たずに入学をした場合は、「別の道を進んでいたらどうだったのか。」と逃げの姿勢に入り現状が辛くなるようです。
2.他人と比べない
音高に入学すると実技メインの授業が始まり、すぐに多くのコンクールに参加するようになります。
コンクールに挑戦するのは、モチベーションを上げることにもつながります。
しかし、他人と比べて落ち込みやる気をなくす事もあります。
多くの時間を費やし練習を重ね結果が出なかった場合、辛いと感じるのは当たり前の感情だと思います。
親としては子供の努力を認めて他人と比べないよう、しっかりとしたサポートが必要となります。
3.価値観を明確にする
音楽の道を進むにあたり何を一番大事にしたいのか。
価値観を明確にすることにより、目先の成果のみにとらわれることなく今やるべきことに目を向けることができるようになります。
不安や迷いがある時は、原点を思いだすことを心がけると良いです。
4.ありのままの自分を認める
音楽を表現するには、精神的な豊かさが必要です。ネガティブな感情のままでは良い音楽は奏でられないと思います。
これが出来ていないと自分を責めることなく、今あるものや出来ていることに目を向けると心は安定していきます。
音楽は繊細な技能を必要とするため感受性豊かな人が多く、色々なことを敏感に感じ取り心のバランスを崩しやすいです。
人間の心はとても弱いものです。小さなきっかけでもバランスを崩してしまうことがあります。
親としては、プレッシャーを感じながら頑張っていることを理解して、子供の心の状態を敏感に察知し早くに対処してあげられるよう、日頃より学校での様子を伺える人間関係を築くことも大切です。
5.承認欲求を手放す
「他人に認められたい」と思うその感情の先は、終わりのない負のスパイラルのようです。
ここで、①で述べたように価値観を明確にすることが大切となります。
何を大事に、どのように音楽を表現したいかを明確にします。
そして、自分自身を認めることは、不安や困難を乗り越える力となります。
「音楽高校楽しく過ごす心得5選」 まとめ記事
前回のブログ「音楽高校受験に必要な7つの心構え」同様に、親ができることは子供の夢を応援することです。
評価され認められてはじめて扉が開くジャンルであることは事実ですが、プレッシャーの中で頑張っている子供を誇りに思い、一番の応援者であることが大切だと感じます。
挑戦を恐れず、たくさんの経験を積み親子で前を向いて進んでいきましょう。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HDYYE+7FX302+36T2+67C4H)
![](http://image.moshimo.com/af-img/1251/000000051561.jpg)